ジョナサン・トーゴヴニク Jonathan Torgovnik

2020
株式会社赤々舍 2020
AKAAKA Art publishing, Inc

書籍
184 頁 | w212 × h250mm Book
184 Pages | w212 × h250mm

企画・翻訳 | 竹内万里子
編集 | 姫野希美、竹内万里子 Planning and Translation:
Mariko Takeuchi
Edit: Kimi Himeno, Mariko Takeuchi

造本設計・デザイン | 大西正一 Book Design: Masakazu Onishi

カメラの前に立つ親子の力強いポートレートが、見る人の目にストレートに入ってくるようにその他の要素はなるべく削った。デザインはただ静かに、親子に寄り添うような本にしたかった。

1994年にルワンダで起きたジェノサイドの際に大勢の女性たちが武器としての性暴力の犠牲となった。写真家のジョナサン・トーゴヴニクは、2006年にこの事実に触れて、自ら女性たちにインタビューを行い、親子のポートレートを撮影して、前書にまとめた。(『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』)。
この最初の出会いから12年後、トーゴヴニクが再び家族の元を訪れ、彼らをさらに収めた。それをまとめたのが本書だ。子供たちが成長し、様々な葛藤を抱えながらも、生き続けるなかで生じた思いがけない変化(精神的回復や親子関係など)にも触れている。